ピオリアにやってきた
北海道日本ハムファイターズ

毎年3月は、アリゾナが野球熱で盛り上がる月である。メジャーリーグのチームが次々と全米各地からアリゾナにやってきて、春季キャンプを行う。試合が毎日のようにあり、球場周辺は、車と人でごった返す。この春季キャンプは、カクタスリーグと呼ばれる。太陽降り注ぐアリゾナの春、そして連日の野球を満喫しようと、全米からファンが押し寄せる。そのメジャーリーグの一つ、サンディエゴ・パドレスのキャンプ球場、ピオリア・スポーツ・コンプレックスに、日本のプロ・チームがやってきた。まだ、パドレスが到着していない1月の末のことだった。このチームが北海道日本ハムファイターズだ。
今月は、このファイターズのアリゾナ来訪時に、球団代表の島田利正氏を訪ね、詳細を聞いてみた。

今回、アリゾナは初めてですか?
 

私が、外国人選手の調査という仕事をしていた頃、ツーソンのAAAチームを見に来たことがあります。それから、かつて、アリゾナ・ダイヤモンドバックスとも提携していましたので、今のチェイス・フィールド、(バンクワン・ボールパーク)が出来た時に、フェニックスに招待されて来たこともあります。しかし、ピオリアは初めてです。

 
北海道日本ハム・ファイターズがピオリオにキャンプに来られましたが、どのような経緯でアリゾナを選ばれたのでしょうか。
   

 

今、うちのチームは、サンディエゴ・パドレスと業務提携をしているんです。
今まで、ずーっと一軍二軍のキャンプは沖縄の名護でやってきたんですが、一月間も同じ場所にいるより、他の場所も使ってみたいと思いました。
それから、チームの選手達にいろんなものを見せて、体験させてあげたいと思っていました。
そこで、アメリカに行こうという話が持ち上がりました。私は、フロリダのキャンプで通訳をしていたことがあります。それで、フロリダは遠すぎる、ということで、アリゾナが候補地になりました。そして、サンディエゴ・パドレスに、この話を持っていき、彼らが使っているピオリアのキャンプ場を使うことになったのです。

 
ピオリアの施設はどうですか。

何から何まで素晴らしいです。球場、ウエイトルーム、ロッカーなど、実によく整っています。ピオリアは、何から何まで、名護とは比較にならないほど良質な施設です。

 
北海道が本拠地ですから、アリゾナは暑すぎませんか?

ロサンゼルスから日本食のシェフさんを雇って、毎日、日本食を料理してもらっています。しかも、球場からホテルも近いし、近辺にも多くのレストランがありますので、生活面では、非常に居心地が良いと思います。実は、沖縄の最初の二週間は、結構寒いんです。だから、このアリゾナで、2週間キャンプをして、その後、沖縄に入ると、ちょうど気候的に都合がいいキャンプになります。

 
明年以降は、予定がありますか?

これから数年はここでやってみたいと思います。よほど、チームからクレームがない限り、来年も、またその後も、このキャンプ地に戻ってきたいと思っています。この素晴らしい施設で、大リーガーが練習する球場を使えるので、たぶん、選手達もわくわくしているはずです。

アリゾナには、日系企業のグループJBAAや日本人補習校もあります。来年は、是非とも地元の日本人社会と交流する機会などを設けたいと思います。
 

そうですね。多くの方に試合を見に来ていただいて、選手に声援をしていただければ、と思います。

 
今日は、お忙しいところ、大変貴重なお時間をいただき、大変ありがとうございます。