頭痛

 みなさん、お元気ですか?8月はよく雨が降りましたね。去年は全く雨が降らなかったのでびっくりです!新学期が始まったものの、COVID-19変異株による感染者の増加、マスクの問題、ワクチン接種の議論、、、まだまだ落ち着かない毎日ですね。一人一人が自己責任のもと、“自分の身は自分で守る”行動が大切で、この世の中に絶対はなく、価値観の違う私たちが共存するにはお互いを尊重する気持ちが大切だと思う今日この頃です。  さて、みなさんは、アメリカで生活する上で何が一番不安ですか?私は、「医療」です。「医療費の高さ、受けたい医療を適時安心して受けられるのか?」その不安を少しでも少なくするためにも、将来を見据えて賢く資金運用することが大切だと痛感してはいたものの、どう行動していいのかわからないままでした。ここ数年、いろんな勉強会に参加するにつれて、「もっと知りたい、理解して納得した上で選択したい」と思うようになり、このたび保険のライセンスをとることにしました。その運試しの試験が先週あったのですが、試験勉強が納得いかないまま受けたところ、見事不合格!!勉強不足を自覚すると同時に、久々の試験会場の雰囲気や分からないことが分かってきた感覚がワクワクして、学生気分を楽しんでおります。次の再挑戦にむけて、一から勉強しなおしです。一緒に勉強したい方いらっしゃったら、一緒にしませんか??絶賛募集中です!  試験が終わってホッとしたのもつかの間、次は、今までに経験したことのない「頭痛」に襲われました。もう一夜漬けができる体力も記憶力もない、無理をしたら体が悲鳴をあげるお年頃だ、と再認識したところです。普段頭痛持ちではない私ですが、頭痛の辛さを久々に経験して、きっとこの異国の地でがんばっているみなさんの中にも頭痛の対処に苦慮されている方もいらっしゃるかな?と、今回は頭痛のお話です。

頭痛の種類

 頭痛は、一次性頭痛(特に明確な病気が原因ではなく、繰り返し起こる頭痛)と、二次性頭痛(病気が原因で起こる頭痛)の二つに大きく分けられます。一次性頭痛としては、「緊張性頭痛」「片頭痛」「群発頭痛」の3つが代表的です。中には、緊張性頭痛と片頭痛が、混在する人もいます。一方、二次性頭痛は、何かしらの病気が原因で起きる頭痛を指します。頭痛には、種類によって原因も対処法も変わってきます。自分の頭痛がどのタイプにあたるのか?ぜひこの機会に確認してみてくださいね。

一次性頭痛
①緊張性頭痛

 誰もが発症する可能性があり、年齢や性別を問わず発症するケースが多い頭痛です。精神的なストレスや長時間のデスクワークなど同じ姿勢を続けたことによって、血行が悪くなり首や頭の筋肉が緊張してしまうことで起こります。肩や首のこりを伴う人が多いのが特徴です。

<症状>

後頭部を中心に頭全体が締めつけられるような重い痛み、パソコンを使った後に痛む、軽いめまいを伴うことがある、肩や首のこりを伴う、温めるとラクになる、毎日のように朝から晩まで一定の鈍い痛みが続く。

<対策>

蒸しタオルで温める、お風呂にゆっくりつかる、ストレッチや軽い運動

②片頭痛

緊張性頭痛の次に多く、20~40代の女性に多いのが特徴です。一説には、頭蓋骨内の血管が広がり炎症を起こすことが原因といわれています。ストレスや疲労の他、女性ホルモンが関わっていると考えられています。

<症状>

ズキズキと脈打つような強い痛みで、光や音に敏感になったり吐き気などを伴います。一部の方ですが、頭痛の前兆として、視野の中に光があらわれることもあります。体を動かすとガンガンと頭に響く。月に1~2回。

<対策>

血管を広げる入浴やマッサージなどは厳禁で、逆にこめかみを抑えたり、冷やしたり、静かな場所で横になりましょう。月に2回以上症状が出る場合は、専門医を受診しましょう。

③群発頭痛

患者の多くは男性といわれ、発症頻度はまれです。 目の後ろの内頚動脈が炎症を起こすことが原因といわれていますが、詳しいメカニズムはまだ解明されておらず、一説には体内時計の乱れなどが関わっているとも考えられています。

<症状>

目をえぐられるような激しい頭痛が1~2か月の間、毎日痛みが現れる、痛む時間は15~180分くらいで、必ず頭の片方が痛む。

<対策>

痛みが激しいこともあり、専門医を受診することが望ましいです。症状が出ている場合は禁酒禁煙をし、日ごろから規則正しい生活を心がけましょう。

 

二次性頭痛

 何らかの病気が原因で起きる頭痛のことをいいます。二次性頭痛には、くも膜下出血、脳出血、脳腫瘍、慢性硬膜下血腫、髄膜炎・脳炎など、時に命にかかわる病気の場合もあります。いつもと違う経験したことのないような強い痛みや、手足のしびれ、けいれん、激しい嘔吐、高熱を伴う場合などは、すぐに病院を受診しましょう。また、お酒を飲みすぎた翌日の二日酔いの頭痛も、二次性頭痛の一つですが、アルコールの分解が終われば頭痛は収まるので、通常は心配はいりません。

頭痛ノート

 もし、頭痛が最近おこるな、という場合は、頭痛が起きる前後の起きる時間、睡眠時間、食べ物、行動などをノートに記録することをおすすめします。頭痛ノートのように別に準備してもいいですし、手持ちの手帳に頭痛が起きた前後の様子や行動を書き込むのもいいでしょう。頭痛を引き起こす原因や行動などが見つかることが多いです。もし専門医に受診する場合には、ノートを持参されると参考になります。

 首の横や脇の下、足のつけ根など、太い血管が通っている部分を冷やすと、効果的に体温を下げることができます。万が一、熱中症のような症状を起こして意識がないような場合は、すぐに医師の診察を受けましょう。

頭痛薬の選択 

 薬の種類としては、中枢作用によって、痛みや熱を抑える、抗炎症作用のないアセトアミノフェン(子供から高齢者まで比較的安全に使える)をはじめ、痛みを感じるプロスタグランジンを抑える非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)イブプロフェン、アスピリン、ロキソプロフェンナトリウム(日本のロキソニン)などがあります。症状や飲むタイミングなどによっても薬の選択が変わってきます。すぐに薬に頼る前に、原因となる行動がないかを頭痛ノートなどを参考に導き出し、ストレッチやリラックス、生活習慣を整えることで頭痛がおこるのを抑えることを第一にしましょう。それでも頭痛が起きた場合には、賢く薬を使うことをお勧めします。この季節、脱水気味の時にも頭痛が起こる場合もあるので、こまめな水分補給、電解質補給も心がけましょう。一部の頭痛には神経に働きかける薬など、特殊な薬を必要とする場合もあります。市販薬をのんでも改善しないような症状がある場合は、自己判断で薬を増やしたり変更はせず、専門医を受診されることをおすすめします。

頭痛予防のセルフケア 

 日ごろからのストレッチ、マッサージ、軽い運動、ツボ押し、規則正しい生活、疲れをためない、長時間同じ姿勢をとらない、パソコン作業の時には目を休めながら行う、ストレス発散など心がけましょう。アロマセラピーなど香りの力を借りることもおすすめです。自分の好きな香りでリラックスする、血行をよくする精油のブレンドオイルでマッサージをするなどもおすすめです。ティッシュに1,2滴精油を垂らして深呼吸するだけでも十分な効果があります。デスクの上にマグカップにお湯を注ぎ、好きな精油を垂らして、芳香浴するのもおすすめです。好きな音楽を聴きながらゆっくりお風呂につかり、好きな香りをたのしむなど、五感に働きかけて、ご自分の極上リラックスタイムをご褒美に。先日の私の頭痛は、緊張性頭痛で、リラックスしてマッサージするのが効果的でした。特に頭皮、後頭部のマッサージが気持ちよかったです。いつもがんばっている自分をぜひ労わって、心と体の声に耳を傾けてくださいね。元気があればなんでもできる。どうぞ、みなさまお元気でお過ごしください!!

 

 


 

尾中景子

福岡県出身。2002年、熊本大学薬学部卒業。九州大学病院に約7年間勤務。主に医療チームの一員として入院患者への服薬指導、学会への論文発表、学生の指導などを主な仕事とする。2009年、結婚を機にアリゾナに移住。2016年、自分の好きなことを始めよう、と元々興味のあったアロマセラピーの世界へ。ハワイ・カイルアの米国NAHA協会認定校 Ohana Healing Instituteにて、オンラインや現地での勉強を重ね、クリニカルアロマセラピスト・ハワイアンヒーリングハーブの資格を取得。現在、日本語で米認定アロマセラピーの資格が取れるスクールKokopelli Healing Arizona主宰。他に、にほんごであそぼ&つくろin Arizona~日本をつなぐ~主宰。
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